サフランの栽培記録-Crocus sativus- 2017年
秋になると、美しい花を咲かせるサフラン。
水・土・太陽の光がなくても、球根の力だけで花を咲かせます。
お世話は特に必要ありません。
球根をお部屋に置いておくだけで、秋には心とからだが癒されるような花を見ることができます。
この記事は、2017年に初めて育てたサフランの栽培記録です。
サフランとは
サフランとは、クロッカスの仲間で、秋に花を咲かせます。
土に植えなくても、そのまま置いておくだけで花が咲くほど丈夫な球根です。
開花した『雌しべ(めしべ)』は、ブイヤベースなどの料理の香料、天然の着色料の材料として使われています。
科名 | アヤメ科 |
草丈 | 15cm~20cm |
花の咲く時期 | 9月下旬~11月 |
植えどき | 7月~10月上旬 |
植えかた | 球根をそのまま、カゴやトレーなどに置いておくだけでよい。 水栽培や鉢植え、花壇での栽培もできます。 |
サフランの栽培記録
栽培期間:2017年9月20日~11月末
球根の数:5球(特大サイズ)
栽培方法:室内に置いておくだけ
2017年9月20日
道の駅で、サフランの球根(特大サイズ)が販売されているのを発見。
これまで、『サフランは部屋に置いておくだけで咲く』というのを、どこかで聞いたことはあったが、自分で育てたこともなかったし、球根を見たこともなかった。
これが、サフランの球根か。
本当に『部屋に置いておくだけで咲くのかな』と、好奇心が芽生え、道の駅でぐるぐる買い物しても、頭の中からサフランが消えず、気になって気になって仕方がないので、5個で700円だけど、思いきって買って帰ることにしたのでした。
2017年9月30日
サフランの球根を毎日見ていたら、なんとなく、フワフワしたところに置いてあげたいと思うようになった。
ダイソーかセリアだったかな、100円ショップの植物コーナーで見つけた、マルチング用のココヤシファイバーが家にあったので、小さなカゴに入れて、その上に球根を置くことにしたのでした。
するとどうでしょう、まるで鳥の巣のようだ。
サフランの球根が鳥のタマゴのように見えるではないか。
先ほどまでは、味気ないトレーに置いていたんだけど、こちらの方がカワイイ。
でも、球根をこんなにくっつけて置いていたら、カビたりしないんだろうか、何か、汁みたいなのが出てきたりしないかな。
球根を置く間隔は、このくらいで大丈夫なのかな。
ミカンみたいに『腐ったみかんが増えていく』みたいになったりしないのかしらと、ちょっとドキドキ。
でもカワイイので、とりあえず、このまましばらく様子を見ることにしたのでした。
なんと、よく見ると小さな芽が出ているではありませんか。
チューリップの球根が芽を出すときと似ています。
このあと、どんな成長を見せてくれるのでしょうか。楽しみです。
2017年11月23日
前回から2か月がたちました。
家事と仕事でバタバタしてたので、この間の写真を撮り忘れています。残念。
サフランの球根を、少し日の当たる窓辺へ、置いたままにしていたところ、なんと花が咲いているではありませんか。
やわらかで繊細な花びらをした、紫色の花。
赤いのは『めしべ』です。
花が開き始めると、ビロ~ンと出てきました。
『めしべ』がすごく長い。
だけど、ムラサキとレッド、雄しべのオレンジ色とのバランスが絶妙で、ずっと見ていたい気持ちになります。
雌しべの収穫
サフランの雌しべは、1輪の花から3本収穫できます。
3本が、下の方でつながっている様子が確認できます。
収穫した雌しべは、自然乾燥させてドライにします。
料理に使う香料や、天然着色料の材料に使うことができます。
雌しべを収穫したあとの花も、シンプルでさわやかな印象です。
その後、サフランの球根はどうするの
花が終わると、球根から緑色の細い葉っぱがたくさん出てきます。
球根が春に向かって、大きくなろうとしているためです。
花が終わると同時に、球根を土に植え、肥料をあげていると、春に球根が育ちます。
育った球根には、まだ葉っぱがついているので、葉が枯れる5月頃に球根を掘り上げます。
そのとき球根が大きければ、花が咲き、球根が小さいと花は咲きにくいと言われています。
わたしは、このあとサフランの球根を、花壇の適当な場所に埋めてしまいました。
そして翌年2018年、サフランの球根から出ている葉っぱを『なんだコレ?よくわからない球根だなぁ』と勘違いし、処分してしまいました。
花の後に球根を大きくし、翌年も花を咲かせたい場合は、土に埋めた球根が『サフランである』ということが、わかるようにしておく必要があったよねと、反省したのでした。
それではまた!
ご覧いただきありがとうございました。
この記事の中で、参考になることがあれば幸いです。
あなたのおうち時間に、これからもハッピーがたくさん訪れますように。