サフラン-Crocus sativus
秋になると、美しい花を咲かせるサフラン。
水・土・太陽の光がなくても、球根の力だけで花を咲かせます。
お世話は特に必要ありません。
球根をお部屋に置いておくだけで、秋には心とからだが癒されるような花を見ることができます。
基本情報-サフラン
サフランとは、クロッカスの仲間で、秋に花を咲かせます。
土に植えなくても、そのまま置いておくだけで花が咲くほど丈夫な球根です。
開花した『雌しべ(めしべ)』は、ブイヤベースなどの料理の香料、天然の着色料の材料として使われています。
種類
アヤメ科
学名
Crocus sativus
開花時期
9月下旬~11月
植付時期
7月~10月上旬
草丈
15cm~20cm
耐寒性
非常に強い
耐暑性
高温多湿に弱い
春以降は、球根を掘り上げて涼しい場所で貯蔵するとよい。
耐陰性
花を咲かせるのが1年限りであれば、日陰や室内に球根を置いておくだけでも大丈夫です。
来年も花をたのしみたい場合は、日当たりのよい場所に植えるとよいでしょう。
生育の適温
5℃~15℃程度と冷涼な環境を好みます。
たのしみかた
花壇、鉢植え
球根を土に植えず、容器やお皿などの上に置いて、屋内で開花を楽しむこともできます。
サフランの育てかた
植付場所
日当たりと風通しのよい場所で育てます
植え替え
球根から花が2~3回咲き終わったら、肥沃な土の中に植え付けます。
翌年の春、4月下旬ごろには新しい球根が育っていますので、梅雨が来る前に掘り上げます。
掘り上げた球根は、茶色くなって枯れた葉を取り除き、風通しの良い場所で保管します。
用土
酸性土壌を嫌うので、植えつけ前に苦土石灰を混ぜておきます
肥料
花後の11月下旬と、生育期の2月下旬にカリ分の多い液体肥料を与えます。
肥料を施しすぎると、夏場の高温多湿時に球根がとろけたように軟らかくなり、腐敗しやすくなりますので注意しましょう。
管理方法
日当たり
基本的には、日当たりのよい場所で育てましょう。
花を咲かせるのが1年限りであれば、日陰や室内に球根を置いておくだけでも大丈夫です。
来年も花をたのしみたい場合は、日当たりのよい場所に植えるとよいでしょう。
水やり
サフランは多湿を嫌います。
鉢植えの場合:
土の中が乾燥していれば、たっぷりと水やりをします。
鉢の土の中に指を入れて、土の状態を確認するとよいでしょう。
庭植えの場合:
土が乾燥したら水やりをします。
開花後
来年も花を咲かせたい場合は、球根を土に植えましょう。
4月下旬ごろに新しい球根ができていますので、梅雨が来る前に球根を掘り上げます。
枯れた葉などを球根から取り除き、風通しの良い場所で保管します。
増やしかた
サフランは球根で増えていきます
サフランが開花するまでの様子
2017年9月20日
サフランの球根を購入し、室内で花を咲かせることにしました。
2017年9月30日、球根から芽が出てきました
2017年11月23日、開花
赤いのが『めしべ』です
『めしべ』の収穫
サフランの雌しべは、1輪の花から3本収穫できます。
3本が、下の方でつながっている様子が確認できます。
収穫した雌しべは、自然乾燥させてドライにします。
料理に使う香料や、天然着色料の材料に使うことができます。
サフランの球根を販売しているお店
サフランは秋に咲く花です。
秋の開花に向けて、夏を過ぎたころに球根の販売が始まります。
一般的な園芸店や、比較的大きな園芸コーナーのあるホームセンターで見かけるようになります。
販売時期が限られているため、確実に入手したい場合は、ネットショップで探すとよいでしょう。
サフランの球根は、以下のリンクからみつけることができます。
それではまた!
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が、あなたのお役に少しでも立てると、とてもうれしいです。
あなたの今日が、幸せな一日でありますように。