ニチニチソウ ’フェアリースター’-Catharanthus roseus’Fairy star’-
’フェアリースター’を育てるにあたり、知っておくと役立つ『基本的な情報』や『育てかた』、『苗を販売しているお店』などについてご紹介します。
フェアリースターとは
フェアリースターとは、サントリーフラワーズ株式会社から発売されている、極小輪ニチニチソウのことです。
ニチニチソウといえば、夏の定番の草花。
赤や濃いピンクの、幅広の丸いお花が思い浮かびますが、フェアリースターはこれまでのニチニチソウ(日日草)とは違い、花が1/4ほどの小ささです。
花径2~2.5cmの、愛らしい星型の小花をたくさん咲かせます。
夏の暑い時期には咲かなくなる植物が多いなか、’フェアリースター’は元気いっぱい。
花つきがとてもよく、株いっぱいに小さな花を咲かせてくれます。
咲き終わった花は自然と落ちていくので、基本的には花がら摘みも不要。
手間がかかりません。
夏の暑さに強く、水切れにも強いので、はじめてのかたでもお世話がとてもラクです。
さわやかで気品のある、可愛い小花をたくさん咲かせるため、花の少なくなる夏季の花壇や鉢植えに、とても重宝します。
誰が見ても『カワイイ!』とつい言ってしまうほど大好評なフェアリースター。
お好みの鉢に1株植えるだけで、まわりがパッと明るくなります。
基本的な情報-フェアリースター
フェアリースターを栽培する際に、あらかじめ知っておくと役に立つ、基本的な情報は次のとおりです。
種類
キョウチクトウ科
ニチニチソウ属
1年草扱い
(日本では冬越しが難しいため)
学名
Catharanthus roseus
キャタラントゥス ロゼウス
google翻訳で発音(読み方)を聞く
開花時期
5月~10月
育てる場所、環境、気候などにより多少異なります
花色
ホワイト、コーラルピンク、ミルキーピンク、クリアホワイト、ブルー、パープル、パステルピンク、ピンクウィズアイ
(2023年現在では、8色が販売予定です)
【公式HP】SUNTORY FLOWERSフェアリースターのページで花の全色を確認する
草丈
20~30cm
株張り
30~40cm
たのしみかた
花壇、ハンギング、押し花、ドライフラワーなど
フェアリースターの育てかた
植付場所
半日以上、直射日光の当たる屋外を好みます。
植える目安
・標準の65cmプランターの場合、3~4株
・標準の鉢(直径21cm~24cm丸鉢)の場合、1株
・ハンギング(30cm)の場合、2~3株
・花壇(1㎡)の場合、9~12株
用土
市販の草花用培養土など
肥料
ハイポネックスなど、
お花用の市販の液肥500倍を1週間に1~2回程度
フェアリースターの管理方法
日当たり
半日以上、直射日光の当たる屋外で管理します。
水やり
土の表面が乾いて、鉢が軽くなったらたっぷりと水をあげます。
乾燥気味に管理しましょう。
開花後
花がらつみは不要です。
咲き終わった花は自然と落ちるため、基本的には花がらつみは必要ありません。
花がらをつみたい場合は、花びらだけではなく、花茎ごと切り取りましょう。
摘芯
基本的には不要です。
晩秋までたくさんの花を長く楽しむためには、8月上旬~お盆ごろまでに、形を整える程度の軽い摘芯を行うとよいでしょう。
※摘芯(てきしん)とは、芽の先端をつみとる作業のことです。
先端の芽をつむことで、その下の節にある芽が伸びるので、1株あたりの枝数が増えていきます。
増えた枝にも花が咲くため、1株あたりの花数が多くなります。
フェアリースターを販売しているいお店
フェアリースターは例年通りであれば、5月上旬~7月中旬に販売されます。
お近くの園芸店やホームセンターの園芸コーナーで見かけるようになります。
可愛らしい小花がたくさん咲くフェアリースターは、大柄な花の多いニチニチソウの中では、大人気品種です。
販売開始当初は、売り切れになることも多いため、苗を確実に入手したい場合は、ネットショップを利用してもよいでしょう。
フェアリースターは、以下のリンクからみつけることができます。
2022年9月には『すぐ楽フェアリースター』という、すぐに満開が楽しめてラクに育てられるフェアリースター(2色植え)も販売されました。
秋が近づくと、台風や豪雨・猛暑など、高温多湿で枯れるリスクが少なくなるので、購入後すぐに満開を楽しみたいかたにはオススメです。
それではまた!
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が、幸せなひと時のお役に立てるとうれしいです。
あなたの今日が、笑顔あふれる素敵な1日でありますように。