カテゴリー:花木

アジサイ’アルタイル’-Hydrangea macrophylla- 

アジサイ’アルタイル’の育て方と、苗を販売しているお店等についてご紹介いたします。

あじさい’アルタイル’とは

あじさい ‘アルタイル’とは、千葉県成田市でアジサイのオリジナル品種を育種・生産販売している大栄花園さんが育種した、稀少価値の高いプレミアムなアジサイです。

見たことのない色合いや、美しい姿形をした品種を育種・生産する大栄花園さんは、農林水産大臣賞やジャパンフラワーセレクションなど、数々の栄誉ある賞を受賞しており、日本だけでなく海外でも高い評価を受けています。

アジサイ’アルタイル’は、小さなお星さまのような花が幾重にも重なり、それらが丸く集まって、テマリのように咲きます。

ホワイトとスカイブルーのコントラストがとても美しく、テマリ咲きの花が、清楚な白色からさわやかな空色に変化していく姿は、これまで見たことがないほど、可憐で華やかです。

基本的な情報-あじさい’アルタイル’

あじさい ‘アルタイル’ を育てる際に、参考となる基本的な情報は次のとおりです。

種類

ユキノシタ科 アジサイ属
耐寒性落葉低木

学名

Hydrangea macrophylla

開花時期

5月~9月

耐寒性

強い

耐暑性

強い

日当たり

直射日光は避けましょう

水やり

水をほしがりますので、土が乾かないように注意しましょう。
常に土が湿っているのが好ましい状態です。

満開に開花する紫陽花アルタイルの画像

購入したばかりのアジサイは、生産者がハウスの中で4月から5月にかけてお花を咲かせています。
アジサイは本来、6月以降に開花しますので、購入後は6月の梅雨時期のような環境で育てるのが理想的です。

日当たりの良い室内で管理し、土が常に湿っているよう、水やりには十分に注意しましょう。

エアコンの前で冷たい風に当て続けたり、乾燥させるなど、アジサイの栽培に適していない環境である場合、数日でお花がしおれてしまいます。

アジサイがしおれた場合の対処方法

あじさいアルタイルブルーが満開に咲く様子の画像

購入したばかりのあじさいの花がしおれて、クッタリとしている場合は『水切れ』になっていると考えられます。

アジサイは、とても水を好む植物です。
クッタリとしている場合は、すぐに水をたっぷりと与えましょう。

鉢底から水が漏れ出てくるくらいあげても、土が水を吸わない場合は、バケツなどに水を入れ、そこに鉢ごとつけてあげるとよいでしょう。

土が水を吸い、十分に土が湿っている状態になったら、直射日光の当たらない明るい室内に2日間ほど置いておきます。するとふたたび元気な姿に戻ります。

なお、鉢皿に水をためたまま、何日間も放置したり、バケツの水へつけたままにしておくと、根腐れという、アジサイの根っこが腐って枯れてしまう原因となりますので、ご注意ください。

花が咲き終わったら

あじさいアルタイルの画像

花は、咲き終わると、1輪1輪がしおれて下を向きます。
咲き終わった花はそのままにせず、早めに切ってあげましょう。
花が咲き終わり、剪定したあとは屋外で管理しても大丈夫です。

8月頃には、翌年の花芽のために、剪定が必要です。
花がついていても、花から2節ほど下(葉っぱがついているところが1節目、そのもう一つ下の部分が2節目)の部分で切ります。

9月になると、来年の花芽ができにくくなるので、早めに剪定をしておきましょう。

購入したばかりのアジサイは、ハウス栽培されたものが多いので、株への負担を減らすためにも、早めに花を切っておくことをオススメいたします。

切った花は、水を入れたビンに入れて飾ったり、押し花やシリカゲルドライでドライフラワーにして楽しむことができます。

枝を切るときの注意

あじさいアルタイルのツボミの写真

アジサイは、枝を短く切りすぎると、来年咲く花の花芽ができず、花が咲かないことがあります。

このため来年も確実に花を咲かせたい場合は、『今年花の咲かなかった枝』を切らずに残すようにします。

基本的には『花の咲いた枝は切り、今年花の咲かなかった枝を残す』という考え方で枝を切っていけば大丈夫です。

冬までに起こるアジサイの変化

八重咲アジサイアルタイルが満開に咲く様子の写真

剪定を終えたアジサイは、夏から秋にかけて、新芽がどんどん増え、葉っぱが茂るようになります。
直射日光が当たっていると、葉が白っぽくなったり、茶色くなったりして縮れたり、穴が開いて虫食いのようになることもあります。

日陰に移動させると、そのような状態はおさまりますが、秋から冬に向かって次第に気温が下がってくると、葉の色が黄色くなったり、うどんこ病が発生することもあります。

気になる場合は薬剤を散布しますが、アジサイは落葉樹なので、そのうち冬になると、完全に落葉し『枝だけ』になります。

はじめてアジサイを育てる場合、花の後に茂った葉っぱが、どんどん枯れていくように見えるので、とても心配になりますが、夏から秋、冬になるまでのアジサイの生育の過程なので、基本的には心配しなくても大丈夫です。

冬の間は『枝だけ』の姿ですが、春が近づくと、葉っぱの新芽が出現します。

春になり、葉っぱが次々と現れると、次第に『つぼみ』を発見できるようになります。
購入時に見たアジサイの姿が、じつは、この小さな『つぼみ』からはじまります。

アジサイという花は、ここから1年を通じて、また新たな姿を見せてくれます。

アジサイ’アルタイル’の販売時期

ここ数年、アジサイは『母の日』のプレゼントに合わせて販売されています。
売り切れてしまったら、『来年の販売を待つ』という季節商品と考えてよいでしょう。

アジサイの場合、早咲きの品種は春4月前後から、店頭に少しずつ並び始めます。
母の日が近づくにつれ、店頭に並ぶ品種が増えていきますが、売り切れてしまったら、次の入荷があるのかわかりません。

また、『去年は販売されていたけれど、今年は入荷がない。』というような品種もあるため、気になるアジサイを『来年予約したら確実に購入できる』ということもありません。

アジサイ’アルタイル’については、数少ない希少な品種なので、お近くの店頭で偶然見つけることはほとんどないと思われます。

このため、確実に購入したいかたは、インターネットでチェックしておくとよいでしょう。

 

それではまた!

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が、幸せなひと時のお役に立てるとうれしいです。

あなたの今日が、笑顔あふれる素敵な1日でありますように。

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