八重咲き紫陽花 ‘ふわわ’ Hydrangers FUKUOKA ‘FUWAWA’
八重咲き紫陽花’ふわわ’を育てるにあたって、あらかじめ知っておくと役に立つ『基本的な情報』や『育てかた』、『苗を販売しているお店』などについてご紹介します。
八重咲き紫陽花 ‘ふわわ’とは
あじさい ‘ふわわ’とは、久留米花卉園芸農業協同組合が改良して作出したガクアジサイの品種のひとつです。
2019年のジャパンフラワーセレクションで入賞した、新しい品種のアジサイで、わたしたちが庭で育てはじめたのもその頃です。
これまで見たことのない、薄いブルーの装飾花を咲かせているアジサイ 。
花びらにそっと触ると、とても薄い上質な紙のように、サラサラしています。
ブルーの花びらは、内側が濃く、外側へ向かってシルバーがかった薄いブルーへと変化し、そのコントラストがとても繊細で神秘的です。
基本的な情報-あじさい’ふわわ’
あじさい ‘ふわわ’ を栽培する際に、あらかじめ知っておくと役に立つ、基本的な情報は次のとおりです。
種類
アジサイ科
耐寒性落葉低木
学名
Hydrangea
ハイドランジア
開花時期
5月~9月
耐寒性
強い
耐暑性
強い
翌年咲く花の花芽
7月中に剪定すると、翌年に咲く花の花芽が育ちます。
たのしみかた
鉢植え、庭植え、切り花、ドライフラワー、押し花など
あじさい’ふわわ’の育てかた
基本的には、一般的なアジサイと同様です。
あじさい’ふわわ’を育てる際には、以下の内容を心がけると、長く楽しむことができます。
購入後の置き場所
風通しがよく、午前中は日が当たり、午後は日陰になる、涼しい場所を好みます。
開花後は、直射日光の当たらない明るい場所へ置いておくと、長期間花を楽しめます。
植え替え
11月下旬~12月上旬
または、2月下旬~3月上旬
植え替えの際には、来年に咲く花の色(ブルー/ピンク)を考慮して用土を決めます。
用土
あじさい’ふわわ’の花色は、青色(ブルー)です。
一般的なアジサイと同様に、植えられた土壌の性質によって、花色が変わることがあります。
‘ふわわ’の花色を、美しいブルーへ発色させるためには、土を『酸性』に保つ必要があります。
日本の土壌は、雨が多いため『酸性』になりやすいといわれています。
しかし地域によっては、様々な環境により『アルカリ性』に傾いている場合もあります。
翌年も確実に、美しいブルーの花を咲かせたい場合は、『青いアジサイ専用の培養土』や、『青いアジサイ専用の肥料』を使うと、土壌を酸性に保つことができます。
翌年の開花時に、ピンクや薄紫色などの、違う色に咲いてしまった花を見て、『ブルーの花色に変えたい』と思っても、変えることはできません。
植え替えの際に、青色専用の培養土や肥料を使っておけば、翌年の開花を安心して迎えることができます。
肥料
翌年に咲かせたい花の色に合わせて選びます。
ブルーの花を咲かせたい場合は、『青いアジサイ専用の肥料』を使いましょう。
土壌を酸性に保つ成分で作られているため、来年の開花を安心して迎えることができます。
ひごろの管理方法-あじさい’ふわわ’
日当たり
午前中は日が当たり、午後は日陰になる、風通しの良い涼しい場所を好みます。
鉢植えの場合、開花後は直射日光の当たらない明るい場所へ置いておくと、長期間花を楽しめます。
水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりとあたえましょう。
とくに花が咲いているときは、水を多くほしがります。
水がなくなると、葉や花、根を傷めますので、水を切らさないように注意しましょう。
剪定
一般的なアジサイと同様に、’ふわわ’も剪定時期により、翌年の開花が左右されます。
まだ花の咲いている7月中に剪定すると、枝に花を咲かせる芽(花芽)が育つので、翌年もたくさんの花を楽しめます。
花の咲き終わった秋に剪定をすると、翌年に咲くはずだった花芽も一緒に切り落とすことになります。
秋に剪定した枝には、翌年、花は咲きません。
『来年も花を咲かせたいし、今咲いている花の秋色も見たい!』という場合は、開花した半分を翌年の花のために7月中に剪定し、残りの半分は秋色になるまで咲かせておくという方法もあります。
この場合、秋まで咲かせておいた枝は、翌年開花しませんので、すべての枝を7月中に剪定した株よりも、全体的に花が少なめの開花になります。
あじさい’ふわわ’を販売しているお店
ここ数年、アジサイは『母の日』のプレゼントに合わせて販売されています。
売り切れてしまったら、『来年の販売を待つ』という季節商品と考えてよいでしょう。
アジサイの場合、早咲きの品種は春4月前後から、店頭に少しずつ並び始めます。
母の日が近づくにつれ、店頭に並ぶ品種が増えていきますが、売り切れてしまったら、次の入荷があるのかわかりません。
また、『去年は販売されていたけれど、今年は入荷がない。』というような品種もあるため、気になるアジサイを『来年予約したら確実に購入できる』ということもありません。
アジサイ’ふわわ’については、九州 福岡県 久留米花卉園芸農業協同組合の育成した、希少な品種なので、お近くの店頭で偶然見つけることは、ほとんどないと思われます。
確実に購入したいかたは、ネットショップをチェックしておくとよいでしょう。
2023年2月8日現在、ルルファでお調べしたところ、販売しているお店は見つかりませんでした。
販売されているお店を発見しだい、こちらの記事を更新しお知らせいたします。
それではまた!
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が、幸せなひと時のお役に立てるとうれしいです。
あなたの今日が、笑顔あふれる素敵な1日でありますように。