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カテゴリー:花木

キンモクセイ-金木犀-Osmanthus fragrans var. aurantiacus

キンモクセイ(金木犀)は、秋になると、甘い香りのオレンジ色の小花を咲かせる植物です。

ジンチョウゲ、クチナシと並ぶ『三香木』のひとつと言われています。

キンモクセイの花の香りは遠くまで届き、陽ざしを浴びて金色に輝く花の姿は、秋の訪れを感じさせる風物詩となっています。

基本情報-キンモクセイ

種類

モクセイ科/モクセイ属
常緑広葉樹/小高木(じょうりょくこうようじゅ/しょうこうぼく)

 

学名

Osmanthus fragrans var. aurantiacus

開花時期

秋 
9月~10月

植付時期


3~4月


10~11月

真冬と真夏はキンモクセイが根付くまでに、株への負担が大きくなるため、避けたほうが良いでしょう。

樹高

生長すると5~8mになります。

幅/広がり

1m~3m

耐寒性

-10℃

ふつう~やや弱い
寒冷地以外ではよく育つ

耐暑性

ふつう

極端な暑さだと株が枯れることもあります。

耐陰性

日陰でも育ちますが、花つきが悪かったり、枝が細くなります。
常緑樹ですが、葉が落ちてしまうこともあります。

日当たりが良いほど生長します。

キンモクセイの花の画像
キンモクセイ-2020年10月17日

用途

鉢植え、記念樹、庭木、生け垣、公園樹

収穫してドライフラワー、押し花、レジンアクセサリー、キャンドル、せっけん、ワックスバー、ポプリ、シロップ、お茶(桂花茶)、ホームメイドリキュール(桂花陳酒)など

ドライフラワーの作り方の詳細は、以下の記事でご紹介しています。

https://lulu-hua.com/kinmokusei-dried-flowers01
キンモクセイの新芽の芽吹きの画像
キンモクセイの新芽2020年3月10日

植付場所

日当たりがよく、風通しの良い場所を選びましょう。
水はけのよい肥沃な土壌が適しています。

キンモクセイは成木になってからの移植を嫌います。
植付場所は、あらかじめ、よく吟味して選びましょう。

植え替え

鉢植えの場合
2~4年に1回くらいのペースで植え替えましょう。
1~2回りくらい大きな鉢を用意し、根鉢を崩さないように注意しながら植え替えます。

植え替え後は、たっぷりと水やりをしましょう。
鉢の下から水が出てくるくらい、水やりをするとよいでしょう。

 

地植えの場合
特に植え替える必要はありません。

キンモクセイは移植を嫌います。
他の場所に植え替えると、傷んでしまい、花が咲かなくなることもあります。

植え付けた後に、植え替えなくてもよいように、植え付け場所はあらかじめよく吟味して選びましょう。

用土

鉢植えの場合:

鉢底石(鉢底に敷き詰める軽石)
市販されている園芸用培養土

自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜるとよいでしょう。

地植えの場合:

腐葉土や堆肥などを混ぜ込んで、土を耕します。
キンモクセイは、水はけがよく、栄養のある土を好みます。

肥料

肥料をあげる時期

2~3月 寒肥 
休眠期に肥料を与えることで、休眠が終わるころに効果を発揮します。


4~5月 追肥 
新芽が出るころに肥料を与えることで、その後の成長がよくなります。


8~9月 追肥 
開花前に肥料を与えることで、たくさんの花が咲きます。

肥料の種類

キンモクセイの栽培に適した肥料は、いくつかあります。
お好みに合わせてお選びください。

油かす 

菜種や大豆から油をしぼったあとの残りカスを原料として作られた肥料です。


植物性有機肥料ですが、キンモクセイに油かすを与えたあと、油かすが肥料として分解されていく途中で臭いがしたり、虫がわく場合があります。

花木・庭木の肥料

さまざまな花木・庭木に対応でき、果樹にも使える有機質肥料です。
肥料効果は1カ月です。

現在販売されている’花木庭木の肥料’は、以下のリンクからカンタンに探すことができます。クリックすると検索結果が表示されます。


花と野菜と果実の肥料 (ハイポネックスジャパン プランティア)

ひとつ持っておくと、キンモクセイだけでなく、他の花や野菜・果物の栽培にも使えますので、とても便利です。
肥料効果が2~3カ月持続します。

以下のリンクから、カンタンに探すことができます。

現在販売されている’花と野菜と果実の肥料’は、以下のリンクからカンタンに探すことができます。クリックすると検索結果が表示されます。

管理方法

日当たり:

日当たりのよい場所だとよく成長します。
日当たりが少ないと、枝が細くなったり、花つきが悪くなります。

水やり:
地植えの場合は特に必要ありません。
真夏の高温期や、特に乾燥する時期は水やりをしましょう。

開花後:
開花後は剪定時期になります。

剪定:
花が咲き終わる11月ごろ
暖かくなり始める2~3月ごろ

真冬の強剪定は、キンモクセイの木に大きなストレスをかけてしまいます。
暖かくなっても、新芽が出てこない場合もあります。

増やしかた

挿し木によって増やすことができます。

適期:
5~7月

’金木犀(キンモクセイ)’を購入するには

’キンモクセイ’の苗は、秋の開花時期に合わせて、一般の園芸店やホームセンターの店頭で見つけることができます。

1年365日の中で、『キンモクセイがほしい!』と思って探し始めたときに、お近くのお店では、売れ残った元気のない苗しか見つからなかったり、すでに売り切れていて、見つからないこともよくあります。

確実に入手したい場合は、ネットショップで探すのがオススメです。 

 

ネットショップで見つからない場合

キンモクセイは園芸愛好家やガーデナー、押し花やドライフラワー、フラワークラフトなどの愛好家にとても愛されている植物です。

園芸愛好家やガーデナーの皆さまが、増えた苗や挿し穂をメルカリに出品していることもよくあります。

『メルカリ』を使ったことがないかたは、新規会員登録時に『紹介コード』を入力すると、300円~500円相当のポイントをもらえます。

以下に、紹介コードを記載しております。
新規登録時のタイミングのみ、この特典を使うことができます。

入力しない場合は、損をするので、ぜひご利用ください。

メルカリ(招待コード:GDJCDN)

以下のリンクからカンタンに探すことができます。クリックすると検索結果が表示されます。

最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が、あなたのお役に立てると幸いです。

当サイトでは、身近に楽しめる、さまざまな植物をご紹介しています。
あなたのくらしにピッタリの植物が見つかりますように。

それではまた!
次の記事でお会いしましょう。

カテゴリー花木 タグ押し花ドライフラワーキンモクセイ

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