こでまり-小手毬-Spiraea cantoniensis-
コデマリは、春になると枝や葉が見えなくなるほど、白いたくさんの小花を咲かせる花木です。
小さな毬(まり)のような花をたくさんつけて、枝垂れる姿はとても見事です。
庭木や切り花として利用されている、春を代表する花木です。
基本情報-こでまり-小手毬
種類
落葉低木
学名
Spiraea cantoniensis
開花時期
春
植付時期
2月中旬~3月下旬
10月上旬~11月下旬
樹高
1m~2m
横幅/広がり
1m~2m
耐寒性
強い
耐暑性
強い
耐陰性
日当たりのよい場所を好みますが、ある程度の日陰にも耐えます。
半日陰の場所でも問題なく育ち、花を咲かせる半陰性の樹木です。
楽しみかた
鉢植え、庭木、切り花など。
花を収穫してドライフラワー、押し花で楽しむこともできます。
コデマリの育てかた
植付場所
株に勢いがあり、新しいシュート(地際から出てくる幹)が出てきて、どんどん大きくなります。
基本的には地植えがよいでしょう。
日当たりのよい場所が適していますが、半日陰までなら栽培が可能です。
花も咲きます。
極端な乾燥には弱いので、西日が強く当たる場所は避けたほうが良いでしょう。
植え替え
植え替え適期:
2月中旬~3月下旬
または10月上旬~11月下旬
根鉢よりも、ひとまわり大きな穴を掘ります。
腐葉土や完熟たい肥などを少量混合し、植え付けます。
根の周りに水を注ぎ、棒などでつつきながら根と土をなじませます。
用土
地植えをする際に、庭土に腐葉土や少量の完熟たい肥を少量混ぜ合わせます。
肥料
1月上旬~2月下旬 寒肥
5月中旬~6月上旬 花後のお礼肥
肥料の種類
発酵油かすや、緩効性の化成肥料を施します。
油かすは、肥料分が分解される際に、不快な臭いが出たり、虫が発生することがあります。
初めて肥料を選ぶ際は、緩効性の化成肥料を使うとよいでしょう。
コデマリに適している緩効性化成肥料は、以下のリンクから見つけることができます。
管理方法
日当たり
日当たりのよい場所が適していますが、半日陰までなら栽培が可能です。
花も咲きます。
強い乾燥は弱いので、西日の強い場所は避けましょう。
水やり
鉢植え:
土の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。
地植え:
根付くまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
根付いた後は、特に必要ありません。
開花後
花が咲き終わった後は、剪定の適期になります。
剪定
花後、なるべく早い時期に剪定しましょう。
枝がたくさん出てきて風通しが悪くなると、病害虫が発生しやすくなるためです。
剪定の時期を間違えると、翌年の花付きが悪くなったり、花が咲かなくなりますので、注意しましょう。
増やしかた
挿し木
適期は、葉が芽吹く前の3月上旬ごろです。
前年に伸びた枝を、挿し穂として使います。
株分け
植付適期(2月中旬~3月下旬、10月上旬~11月下旬)に株を掘り上げます。
ハサミやスコップを使って、枝を5本程度つけた根を切って分けます。
コデマリを販売しているお店
コデマリは、春に咲く花です。
春の開花に向かって苗の販売が始まります。
1年365日のなかで、『コデマリがほしい!』と探し始めたときに、一般的な園芸店やホームセンターでは、販売されておらず、見つからないこともよくあります。
確実に入手したい場合は、ネットショップで探すとよいでしょう。
コデマリの苗木は、以下のリンクからみつけることができます。
それではまた!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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あなたの今日が、幸せな一日でありますように。