こんにちは。
多肉植物たち、今日もぷっくりと可愛らしい姿を見せてくれていますか?
「もっと大きくしたいな」
「元気がないから、栄養をあげたほうがいいのかな?」
そんなふうに思って、肥料のボトルを手に取ること、ありますよね。
私たち人間がお腹が空くように、植物にも栄養が必要……そう思うのはとても優しい気持ちです。
でも、ちょっと待ってください。

実は多肉植物にとって、肥料は「あげすぎ」が一番の禁物。
今日は、多肉植物をキュッと可愛く保つための、少し意外な「肥料のルール」についてお話しします。
1. 多肉植物はとっても「少食」です
まず、多肉植物のふるさとを想像してみましょう。
彼らの多くは、雨が少なく、岩肌がむき出しになったような乾燥地帯で生まれました。
そこは、腐葉土たっぷりのフカフカな森とは違い、栄養分がとても少ない環境です。
だから、多肉植物はもともと「少ない栄養で生きる力」を持っています。
普通の草花や野菜と同じ感覚で肥料をあげてしまうと、栄養過多でお腹を壊してしまう……
そんなイメージを持ってみてください。
2. 肥料をあげすぎるとどうなるの?

「可愛がって肥料をあげたのに、なんだか可愛くなくなっちゃった…」
実はこれ、よくある失敗なんです。
肥料が多すぎると、こんなことが起こります。
• 形が崩れる(徒長):
栄養たっぷりで水分も多いと、どんどん成長しようとして、茎がひょろひょろと伸びてしまいます。
これを「徒長(とちょう)」といいます。
• 紅葉しなくなる:
秋から冬にかけての、あの鮮やかな赤やピンクの紅葉。
実はこれ、土の中の肥料分が切れて、お水も控えめになった時に、一番きれいに色づくんです。
肥料が残っていると、植物は「まだ成長できる!」と思って、緑色のままになってしまいます。

• 病気になりやすくなる:
メタボ気味の株は、柔らかくておいしそうに見えるのか、虫がついたり病気になったりしやすくなります。
文章だけではお伝えしきれない、肥料をあげすぎた株と、そうでない株の『驚くほどの違い』については、こちらの動画(1:05〜)で実際の映像を公開しています。
ぜひ、ご自身の多肉と見比べてみてくださいね。
3. 肥料をあげるなら「春」と「秋」だけ
では、肥料は全くあげてはいけないの?というと、そうではありません。
タイミングさえ合えば、丈夫な根っこや葉っぱを作る手助けになります。
ポイントは、植物が元気に動いている「生育期(せいいくき)」にあげること。
多くの多肉植物(春秋型)なら、春と秋がベストシーズンです。
• 適した気温: 10℃〜25℃(50℉〜77℉) くらいの、人間も過ごしやすい季節です。
逆に、暑すぎてバテている夏(30℃/86℉以上)や、寒くて眠っている冬(5℃/41℉以下)にあげると、根っこが傷んで腐ってしまう原因になります。
この時期は、肥料を与えず「断食」させてあげましょう。
4. 初心者さんにおすすめのあげ方
肥料には「固形」と「液体」がありますが、初心者さんには以下の使い分けがおすすめです。
• 【植え替えの時】ゆっくり効く「固形肥料」
春や秋に植え替えをする時、土の中に「マグァンプK」などの白い粒状の肥料を、ほんのひとつまみ(パラパラ…程度)混ぜ込みます。
これで半年〜1年くらい効果が続くので、これだけで十分なことが多いです。

• 【元気がない時】すぐに効く「液体肥料」
植え替えはしないけれど、ちょっと元気をあげたいな…という時は、お水やりの代わりに液体肥料を使います。
ここでのコツは「薄味」にすること。
ボトルの説明書に「1000倍に薄める」と書いてあったら、「2000倍」くらいに、さらに薄くしてあげてください。

ボトルの説明書よりもさらに薄く作るのがポイントです。
動画(3:15〜)では、実際にわたしが希釈している様子を映していますので、分量の参考にしてくださいね。
多肉植物にはこれくらいの薄味がちょうどいいんですよ。
さいごに
多肉植物への肥料は、人間でいうと「毎日の食事」ではなく、「たまに飲むサプリメント」くらいの感覚で付き合うのがコツです。
「大きく育てる」よりも「ギュッと可愛く引き締める」。
そんな姿を目指して、肥料は控えめに、そして太陽の光をたっぷりあたえてみてください。
きっと、元気な可愛らしい姿を見せてくれることでしょう。
肥料の加減がわかると、多肉植物の紅葉はもっと鮮やかになります。
YouTubeでは、他にも『お水やり』や『置き場所』など、多肉をギュッと可愛くするためのコツをお届けしています。
チャンネル登録をして、一緒に多肉ライフを楽しみませんか?
ではまた!
次の動画でもお会いできるのを楽しみにしています。
